白くて不思議なお花、すずらんが気になったので調べてみました。
その名のとおり、小さな鈴のような花を付け
可憐にかわいらしく咲くすずらん。
北海道でも育つほど寒さに強く
さほど手間がかからない花としても知られています。
育てやすいはずのすずらん。
花が咲かず、葉だけが成長し続けることがあります。
原因として考えられるのは
肥料などの栄養が多すぎること。
手をかけすぎていることが
逆効果になっているかもしれません。
すずらんはもともと山奥や高山など
栄養があまりないところで育つ植物です。
過度な世話をしてしまうと
花が咲かない原因になってしまいます。
もう一つ考えられるのは
狭いプランターや鉢植えなどで
根が張りすぎている場合。
その場合は地植えにする、大きめのプランターに
植え替えるなどの対策で改善できることもあります。
すずらんの植え替えに失敗…植え替えはいつすればいいの!?
すずらんの植え替えは時期が決まっています。
休眠期に植え替えをすることで
根や茎へのダメージを最小限にすることができます。
1年の中で植え替えに適しているのは
葉が枯れた後の10~12月、または4~5月です。
時期を誤って植え替えしてしまうと
しおれてしまったり枯れてしまったり。
成長に大きな影響が出てしまうので
十分気を付けましょう。
また、すずらんは日当たりのよい場所で育ちます。
日当たりがたりないと悪かったり、室内では元気に育ちません。
夏の暑い時期には日当たりが良すぎても乾燥して枯れてしまうので
地植えにする場合は樹の下など、適度に日が当たるような
明るい日陰で育てるようにしましょう。
鉢植えやプランターの場合は日当たりを見ながら
移動してあげると良いでしょう。
すずらんの苗はどれを選べばいい?ホームセンターで選ぶポイントとは!
苗を選ぶときは当然ですが、丈夫なものを選びましょう。
葉に張りがあり、緑の濃い瑞々しいものも選びます。
葉は伸びきっていないものが良いです。
すずらんはもともと地下茎を横に長く伸ばしていく植物ですが
ホームセンターなどで売られている苗は根を短く切って
販売されることが多いです。
小さな鉢に植えたままでは根が伸ばせず
翌年は花を咲かせることができないかもしれません。
時期をみて、大きめの鉢や地植えに植え替えをしましょう。
花が咲き終わったあとのすずらんは、
葉の色が黄色から茶色くらいまで変色します。
花が枯れ始めても葉の変色が終わるまでは
何もせずにそのままにしておきます。
葉の変色が始まったら、
花がついていた花茎を根元から切ります。
葉だけを残すようにカットしながら整えます。
すずらんは花が終わった後は葉から栄養を吸収し、
その栄養を地下茎へ送って次の開花に備えます。
見た目は枯れているように見えるのですが
葉まですべて切り落としてしまうと開花の準備ができず
翌年以降育ちがよくなくなる悪くなるので気を付けましょう。
葉は枯れて自然に落ちるまでそのまま放置して大丈夫です!
万が一すべて葉を切り落としてしまっても
全く咲かないということはほとんどありません。
しかし、株が小さくなってしまうと花の数も減り
年々小さくなった株は最終的には消えてしまうこともあります。
上手に育てて毎年すずらんの開花を楽しみましょう。
とても可愛く、さほど手のかからない育てやすい植物のすずらん。
鉢植えやプランターでも育てられるので
マンションのベランダなど省スペースでも栽培できます。
最後にスズラン栽培の注意がすこしあります。
さらにすずらんは、虫を寄せ付けにくく強く育ちます、
強いからこそ、栽培する際には素手では触らず手袋をつけて作業をするのがオススメです。