見た目も可愛くて美味しい「いちご」を自宅で栽培できないか調べてみました。
いちごはプランターでも育てる事ができ、家庭菜園初心者の方でも育てる事がわかりました。
いちごの栽培方法と、栽培に必要な物をご紹介します。
栽培方法を調べると敷き藁が必要という記載もあります。
敷き藁ってそれ以外の用途が思いつかないし意外と高いので本当に必要なのかなと思いますよね。
大丈夫です!敷き藁は身近なもので代用できます。
まずは簡単にいちごの栽培方法を解説します。
いちごの栽培に必要な物
・いちごの苗
・プランター
・鉢底石
・鉢底ネット
・培養土
・マルチング材
いちごの栽培以外にも使えるので多めに用意して他の物を栽培するのもオススメです。
いちご苗
いちごには5月〜6月に収穫できる一季なりと、寒い時期以外年間を通して花が咲き収穫できる四季なりの品種があります。
初心者にはまずは栽培が簡単な一季なりの品種を選ぶ事をお勧めします。
プランター
いちごは深く根を張る作物ではないため深さは15cmほどあれば大丈夫です。
何株か並べて栽培したい場合は深さ20cm、幅65cmに3株ぐらいが目安になります。
ストロベリーポットと呼ばれるいちごの栽培に適したプランターもありますのでお好みのものをご使用ください。
鉢底石
水はけを良くするために必要です。赤玉土の大玉でも大丈夫です。
鉢底ネット
害虫の侵入防止、土の流出を防ぐ事ができますのであった方がいいでしょう。
培養土
市販の野菜用の培養土で有れば問題ありません。いちご専用の土も販売されています。
マルチング材
いちごは寒さには強いので冬場の保温のためのマルチング材は必要ありません。
しかし寒冷地でマイナス5℃以下の気温が続くような地域は雪によって苗が傷んでしまうこともあるので気をつけましょう。
いちごの実がなりだしたら実の保護のためあるといいでしょう。
どのようなマルチング材を使用できるか詳しくは後で説明します。
【いちごの栽培方法】
いちご苗の植え付けは10月〜11月に行います。いちごの苗を選ぶ際はランナーと呼ばれる親株から出るツルのような物があるのが分かると、植え付けの際向きが分かりやすいです。
植え付け
いちごはランナーとは反対側に花をつけ実がなるので向きを揃え、クラウンと呼ばれる葉の付け根が必ず地表にでるように浅めに植え付けます。
この時プランターの端の方に植え、方向はランナーを北側にして、実がプランターの外に出るような方向で植えると、実がなった時にプランターから垂れ下がるように実が出せるのでナメクジなどの害虫から守れます。
植え付け後は鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷり水をあげてください。
日頃の管理
水やりは土の表面が乾いたら行います
冬の間は成長も止まり必要な水の量も減りますが、乾燥には弱いので土の状態をよく見て管理してください。
冬に葉が赤や黄色に変化することもあり、地域によっては紅葉することもあります。
水のやりすぎは根腐れや病気の原因にもなりますので注意が必要です。
いちごは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。
しかし、夏は直射日光に長時間当たると株が弱ってしまいますので、半日陰などに置いた方が良いですよ。
肥料
植え付けをしてすぐは元肥の効果がまだあるので肥料を与える必要はありません。
肥料を与えるタイミングは植え付けから1ヶ月後と2月下旬〜3月上旬、3月下旬~4月上旬の3回ほどです。
しかし肥料を与えすぎると花が咲かない原因にもなりますので、与えすぎには注意が必要です。
肥料はチッ素、リン酸、カリが同程度配合された野菜用の肥料で問題ありません。
液体肥料は効き目が切れるのが早いなど、肥料の種類によって使い方も変わってきますので、製品の使い方をチェックして使用してください。
マルチング
土にマルチングをしていない場合は2回目の追肥の際に今後できるいちごの実を守るためにマルチングを行うといいでしょう。
せっかく赤く実ったいちごを鳥などに食べられてしまうこともあります。
心配な方は予め防鳥ネットを使用してみるのもいいかもしれませんね。
防鳥ネットは100円均一にもあります。
人口授粉の方法
沢山の実を収穫するために人工授粉をしてみましょう。
方法は簡単です。
花が咲きだしたら綿棒や柔らかい筆で花の中心をなで、花粉が行き渡るように行いましょう。
使用しなくなった化粧筆でもできますので、一度チャレンジしてみてください。
収穫
待ちに待った収穫の時です。
楽しんで収穫しましょう。
いちご栽培に必要な敷き藁。こんなもので代用できます‼
敷き藁をホームセンターや園芸店で購入しようと思ったら、案外値段が高くてびっくりです。
路地栽培であればそれなりに量も必要かもしませんが、プランター栽培であればそんなに量は必要ありません。
代用できる物が身近な100円均一にも沢山あります。
・園芸用黒色マルチシート
こちらは結構一般的ですね。保温性もあり、雑草が生えてくるのを防ぎます。
・防草シート
透水性もあり雑草が生えてくるのも防ぐ事ができますので一石二鳥です。
・不織布
100円均一には多用途不織布シートという物も売られています。
プランター栽培に使用するには十分な大きさです。透光性、通気性、透水性、保温性があり植物の生育に問題がありません。
・すだれ
藁と同じ様に土を覆う事ができ、透水性も保温性もあります。
ご家庭に使っていない物があればそちらを使ってもいいですね。
使う際は使いやすい長さにカットする事をおすすめします。
・リアル人工芝マット
こちらは写真映えするアイテムですので、オシャレに家庭菜園を楽しみたい方におすすめです。
100円均一で売られているサイズは30cm×30cmですので、ご使用のプランターに合わせてカットして、土の上に乗せれば使えます。
透水性もありますし、緑の芝の上に赤いイチゴがなっている様子は想像するだけで可愛いですね。
・水切りネット
排水溝や三角コーナー用の水切りネットでも代用できます。素材は色々ありますが、設置しやすいものを選ぶと良いでしょう。
いちごのプランターに敷き藁をするのは実が土につくのを防ぐため!
そもそもなぜ敷き藁が必要かというと、一番の理由はいちごの実に土がつくのを防ぐためです。
いちごは地面にすごく近い場所に実をつけますので何もしないと土に実が接してしまいます。
土に実が接してしまうと雨や水やりの際の泥はねによって実が汚れしまいます。「灰色かび病」「うどんこ病」などの病気の原因になります。
いちごの実は結構繊細なので、土に接している方だけダメになってしまう事痛んでいたという事が結構ありますので、面倒でも絶対にやるべきだと思います。
また、いちごをナメクジやダンゴムシなどの害虫に食べられてしまう事もありますのでそれを防ぐ効果もあります。
せっかく栽培するならきれいないちごを沢山収穫したいですよね。
冬に敷く敷き藁は、土の保温や乾燥を防ぐこともできます。
また、冬場は成長が止まり休眠し、葉も土の近くにありますので水やりや雨の際の泥はねが葉につきやすく、それが原因で病気になるのを防ぐ効果もあります。
まとめ
いちごの栽培に必要不可欠な敷き藁ですが、なぜ必要か理由がわかれば、家にあるものや、100円均一にあるもので簡単に代用できます。
面倒でも少し手をかけてやるだけで赤くて美味しいいちごを収穫できます。
ぜひ試してみてください。